8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

村上春樹『カンガルー日和』感想

村上春樹さんの『カンガルー日和』を読みました。 カンガルー日和 (講談社文庫) 作者:村上 春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1986/10/15 メディア: 文庫 長いので割愛しますが「100パーセントの女の子」の話をもう一度読みたくて買ったような気がします…

江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』感想

江國香織さんの『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』を読みました。 泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫) 作者:江國 香織 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2005/02/18 メディア: 文庫 立て続けに江國香織作品。いつも同時並行で色々な…

江國香織『なかなか暮れない夏の夕暮れ』感想

江國香織さんの『なかなか暮れない夏の夕暮れ』を読みました。 なかなか暮れない夏の夕暮れ 作者:江國香織 出版社/メーカー: 角川春樹事務所 発売日: 2017/02/10 メディア: 単行本 確かになかなか暮れない、というかなかなか終わらない。この小説、とても面…

恩田陸『象と耳鳴り』感想

恩田陸さんの『象と耳鳴り』を読みました(再読)。 象と耳鳴り―推理小説 (祥伝社文庫) 作者:恩田 陸 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2003/02/01 メディア: 文庫 好きである。書体も好きだし中身も好きだ。一回目この本を読んだ時はとある電車に乗っていた…

最近読んだ本(2019年11月と12月)まとめ

実際に読んだ冊数とこのブログで感想を書いた本数は乖離があるのだけれど、しばらく書いていないのでさらにその差が開くばかり。いい機会なので最近読んだ本をまとめて一言二言感想を書きたいと思う。 吉岡乾『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』…

江國香織『金米糖の降るところ』感想

江國香織さんの『金米糖の降るところ』を読みました。 金米糖の降るところ (小学館文庫) 作者:江國 香織 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/10/08 メディア: 文庫 これはなかなか人を選ぶというか、反発をくらいそうな内容だな…と思いながら面白く読みま…

角田光代他『チーズと塩と豆と』感想

角田光代さん、井上荒野さん、森絵都さん、江國香織さんの短編『チーズと塩と豆と』を読みました。 チーズと塩と豆と (集英社文庫) 作者: 角田光代,井上荒野,森絵都,江國香織 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/10/18 メディア: 文庫 この商品を含むブロ…

綿矢りさ『しょうがの味は熱い』感想

綿矢りささんの『しょうがの味は熱い』を読みました。 しょうがの味は熱い (文春文庫) 作者: 綿矢りさ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/05/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 小説って、面白い。そんな風に思いました。とにかく…

島本理生『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』感想

島本理生さんの『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』を読みました。 わたしたちは銀のフォークと薬を手にして 作者: 島本理生 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/06/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 食べることは、生きること。…

本多孝好『dele3』感想

本多孝好さんの『dele3』を読みました。 dele3 (角川文庫) 作者: 本多孝好 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/06/14 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る dele2の続きがまさか紡がれるとは…。今回も面白かったです。 リターン・ジャーニー 3つ…

恩田陸『猫と針』感想

恩田陸さんの『猫と針』を読みました。 演劇集団『キャラメルボックス』で上演した戯曲。えええい。あと10年私が先に生まれていたら多分見に行っただろうなぁ…惜しいことをした。 本編も面白いのだけれど(相変わらずの恩田節)そのあとの日記がさらに面白か…

江國香織『やわらかなレタス』感想

江國香織さんの『やわらかなレタス』を読みました。 江國さんのエッセイが好きだ。日常は言葉にできる、なんてことを読み終わった後のぼんやりとした頭で考えていた。 気を抜けば日常=退屈でありふれたもの、と捉えることはできて、しかしその日常というの…

島本理生『君が降る日』感想

島本理生さんの『君が降る日』を読みました。 読後の余韻がすごい話でした。最後の短編『野ばら』がものすごく刺さったからかもしれないけれど、他に収録されている二編もとても良かった。 詳しく書くとネタバレになってしまうけれど、とある主人公のそばに…

彩瀬まる『朝が来るまでそばにいる』感想

彩瀬まるさんの『朝が来るまでそばにいる』を読みました。 不覚にも、最後の「かいぶつの名前」を読みながら泣いてしまった。 どの話もそこはかとなく「死」が漂っていて、そうだな、ちょっと不思議。彩瀬さんこんな小説も書くのか。今まで読んできた感じを…

江國香織『抱擁、あるいはライスには塩を』感想

江國香織さんの『抱擁、あるいはライスには塩を』を読みました。 抱擁、あるいはライスには塩を 上 (集英社文庫) 作者: 江國香織 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/01/17 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (8件) を見る 抱擁、あるいはライスには塩…

恩田陸『EPITAPH東京』感想

恩田陸さんの『EPITAPH東京』を読みました。 EPITAPH東京 (朝日文庫) 作者: 恩田陸 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2018/04/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 「あーなんか読んだことがある気がする」「でもあんまり覚えてない…

知念実希人『崩れる脳を抱きしめて』感想

知念実希人『崩れる脳を抱きしめて』を読みました。 崩れる脳を抱きしめて 作者: 知念実希人 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2017/09/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る 最近メディア化される作品が多いなぁと…

米澤穂信『Iの悲劇』感想

米澤穂信さんの『Iの悲劇』を読みました。 Iの悲劇 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/09/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 以降ネタバレ有りなので注意お願いします。 割り切れない! これは読む人それぞれで感じ方が…

小川洋子『不時着する流星たち』感想

小川洋子さんの『不時着する流星たち』を読みました。 不時着する流星たち (角川文庫) 作者: 小川洋子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/06/14 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る どことなく不穏。ぎこちなく、色んな人の「ズレ」がそこにあ…

恩田陸『祝祭と予感』感想

恩田陸さんの『祝祭と予感』を読みました。 祝祭と予感 作者: 恩田陸 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2019/10/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る どこかで情報をゲットしてその場で「買う~~~~~~~~」と決めていた本。買いました。思…

彩瀬まる『不在』感想

彩瀬まるさんの『不在』を読みました。 不在 作者: 彩瀬まる 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/06/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る すごい話だった。妃美子と初めて会う場面、門扉を開けようとする妃美子とのやりとりに痺れた…

彩瀬まる『眠れない夜は体を脱いで』感想

彩瀬まるさんの『眠れない夜は体を脱いで』を読みました。 眠れない夜は体を脱いで (文芸書) 作者: 彩瀬まる 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2017/02/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 短編集。『桜の下で待っている』のような、…

恩田陸『球形の季節』感想

恩田陸さんの『球形の季節』を読みました。 球形の季節(新潮文庫) 作者: 恩田陸 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/05/22 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 読書歴の中でも比較的初期の頃に読んだ一冊を再読しました。 面白かった…。漠…

森博嗣『魔剣天翔』感想

森博嗣さんの『魔剣天翔』を読みました。 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2003/11/14 メディア: 文庫 クリック: 10回 この商品を含むブログ (88件) を見る 瀬在丸さんたちは大体危ない目にあっ…

新井見枝香『本屋の新井』感想

新井見枝香さんの『本屋の新井』を読みました。 本屋の新井 作者: 新井見枝香 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/10/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 書店員さんって「本屋大賞」なんてあるのだもの、本が大好き…

島本理生『夏の裁断』感想

島本理生さんの『夏の裁断』を読みました。 夏の裁断 (文春文庫) 作者: 島本理生 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/07/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 私はほぼ毎週図書館に通うのだけど、手にとってはなんか違うな、とまた本…

森博嗣『月は幽咽のデバイス』感想

森博嗣さんの『月は幽咽のデバイス』を読みました。 月は幽咽のデバイス (講談社文庫) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2003/03/14 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (88件) を見る 読んだことを忘れ図書館の棚か…

江國香織『泣く大人』感想

江國香織さんの『泣く大人』を読みました。 泣く大人 (角川文庫) 作者: 江國香織 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2004/08/01 メディア: 文庫 クリック: 7回 この商品を含むブログ (70件) を見る 世界への深いまなざし。きらきらしつつも派手な明るさはな…

彩瀬まる『桜の下で待っている』感想

彩瀬まるさんの『桜の下で待っている』を読みました。 桜の下で待っている (実業之日本社文庫) 作者: 彩瀬まる 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2018/01/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 彩瀬まるさんの小説を毎週のように借り…

恩田陸『三月は深き紅の淵を』感想

恩田陸さんの『三月は深き紅の淵を』を読みました。 三月は深き紅の淵を (講談社文庫) 作者: 恩田陸 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/07/13 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 91回 この商品を含むブログ (238件) を見る 再読。 好きな作家さんの物…