8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

島本理生

島本理生『匿名者のためのスピカ』感想

島本理生さんの『匿名者のためのスピカ』を読みました。 私はこの本を読んで「七澤君!!!」となりました。案の定女性読者に人気の登場人物らしい。主人公の笠井君よりよほど「七澤君」だろう。でも七澤君は主人公ではありえない。直感的に、それは間違いが…

島本理生『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』感想

島本理生さんの『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』を読みました。 わたしたちは銀のフォークと薬を手にして 作者: 島本理生 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/06/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 食べることは、生きること。…

島本理生『君が降る日』感想

島本理生さんの『君が降る日』を読みました。 読後の余韻がすごい話でした。最後の短編『野ばら』がものすごく刺さったからかもしれないけれど、他に収録されている二編もとても良かった。 詳しく書くとネタバレになってしまうけれど、とある主人公のそばに…

島本理生『夏の裁断』感想

島本理生さんの『夏の裁断』を読みました。 夏の裁断 (文春文庫) 作者: 島本理生 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/07/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 私はほぼ毎週図書館に通うのだけど、手にとってはなんか違うな、とまた本…

島本理生『真綿荘の住人たち』感想

島本理生さんの『真綿荘の住人たち』を読みました。 真綿荘の住人たち (文春文庫) 作者: 島本理生 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2013/01/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 本を読むことで私は他者という存在をぴったり理解するこ…