8月2日の書庫

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米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』感想

米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』を読みました。

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

 ただただ、怖かった。以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で済ますのはあまりに短いけれど、本当に「ただただ、怖かった」です。現実と夢の境界に生きる者たちの儚さ、脆さ。どちらに転ぶのかわからない、まどろみの中の不安定さが読む者も不安にさせる。そんな小説です。

この物語に登場する人物を前に、私はどう生きたらいいのだろうと考えます。おそろく身は守れないだろうなぁ…はぁ…死ぬしかないか。

 

ということで、米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』を読みました。