2018-08-07 米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』感想 や行の作者 米澤穂信 米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』を読みました。 ただただ、怖かった。以上。 で済ますのはあまりに短いけれど、本当に「ただただ、怖かった」です。現実と夢の境界に生きる者たちの儚さ、脆さ。どちらに転ぶのかわからない、まどろみの中の不安定さが読む者も不安にさせる。そんな小説です。 この物語に登場する人物を前に、私はどう生きたらいいのだろうと考えます。おそろく身は守れないだろうなぁ…はぁ…死ぬしかないか。 ということで、米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』を読みました。