最果タヒさんの『もぐ∞』(もぐのむげんだいじょう)を読みました(再読)。
カラッカラに心が干からびた末に辿り着いた週末に、ここに行けば何か潤いがあるんじゃね?(行ったことがなかったけど)と思い立ち、ふらふらしながら訪れた青山ブックセンターで、私はこの本を買いました。当時のレシートをしおり代わりに使っていたようで、ページの間に挟まれていたものを見ながらこれを書いています。レシートをしおり代わりにするの、なんかいいな。普段しおりを使わない人間なもので。え?どうやって読んだページを把握するの?って。そんなのなんとなく覚えてるでしょ。というかページを忘れることより大好きなしおりを失くしたりうっかり図書館本に挟んだまま返却することのショックの方が大きいから、読書家らしい私にしおりをプレゼントしてくれたところで使わないんですよね…でも嬉しいからこれからもしおりをプレゼントしてください(使わないけど)。
本編の感想に移ります。
食べることが好きなので読んでいて楽しかったです。迸る言葉たちが頭の中に留まらないで流れていってしまう感覚。最果さんだからこその感覚なのかどうなのか。パフェはあらゆるスイーツを内包する存在であり、レベルが一段階異なる、ってのが面白かったです。この本を読んで、食べ物をめぐるエッセイを書きたくなった私でした。