8月2日の書庫

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彩瀬まる『珠玉』感想

 彩瀬まるさんの『珠玉』を読みました。

 

珠玉

珠玉

 

  

 絶世の美女でありスキャンダラスな悪女とも名を広めていた歌手である真砂理津(リズ)を祖母に持つ歩の物語。ほとんどが「リズ」と表記されていたけれど、真砂理津の「理津」という名前、いいなぁ…と思いました。好みの名前です。

 珠玉とは何なのか。珠玉たる才を持っていること?才を持っていても磨かなければ美しく輝くことはできない。磨くためには自分に何があるのかを弁えること、そして、自分が何をしたいのか、望みは何なのか知っておくこと、歩が奮闘する様子からそんなことを考えていました。歩の作る服、見てみたいし着てみたいです。