8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

角田光代他『チーズと塩と豆と』感想

 角田光代さん、井上荒野さん、森絵都さん、江國香織さんの短編『チーズと塩と豆と』を読みました。

 

 

 はーーーーーー。どれも良かった。特にお気に入りは角田光代さんの『神さまの庭』という短編。生命力を感じる。あとは江國香織さんの『アレンテージョ』のゆで卵が印象的(ドライブする二人組、運転する恋人に紙袋からゆで卵を出してほしいとお願いされる主人公。スペイン流「お弁当」)。

 そういや先日読んだ江國香織さんのエッセイに、この短編の執筆をお願いされたときの話があって、偶然にもほどがあって私は嬉しくなってしまった。宝くじに当たるより嬉しいかもしれない(嘘です、でも本当にこんな偶然が本を読んでいると偶にやってくる。読みたいなぁと思っていた本がたまたま図書館に置いてあったりとか。そういう連鎖反応)。

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 なんか、ふっつーの食事に私も焦点を当てたいなと思った。日記を書くときに意識するようにする。あときちんとご飯を食べること。一人だろうが複数だろうが、食事という時間を味わうこと。