長谷川千彩さんの『メモランダム』を読みました。
とある書店の本棚を5周くらいして「ああ、今日は出会えなかった、無理だわ。もう帰る」と帰りかけたところ、名残惜しくてやっぱりもう一周して見つからなければ諦めようと本棚の間をゆらゆら歩いていたら見つけました。平積みにされた本に隠れる形であったものだから見つけられなかったっぽい。
エッセイと小説と写真が混在している本です。装丁が好きだ。少しサイズが小さくてお守り代わりに鞄に入れておきたい大きさ。自分を見失った時に、私にも大切にしているものがあると思い出せるように。
特に写真についての文章に頷くばかりでした。私もそんなイメージ。こういう文章をいつまでも書いていたいと思う本でした。書けるようになりたい。