8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』感想

 スズキナオさんの『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』を読みました。

深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと

 

 定期的に書店通いをしていると、気になるものの買っていない本は嫌でも目に入ってきます。この本も私にとってはそういう本でした。たまたま図書館で借りることができたので読みます。

 この本に出てくる発想力や実行することのできる機動力というか行動力は、どのように養えばいいのだろう、と読みながら考えていました。なんというか、この本に出てくる様々な試みは、実行できる人が限られるというものではなく、とても身近なこと。でも私はそれが見えない。思いつかない。実行できない。この違いは何なのだろうと。

 私自身も思いついたことは試しにやってみたり行ってみたり、一人で遊ぶことに限ればフットワーク軽めな方だなと思いますが、いやいや全然負けました(勝負してたの?)。世界が広がりますね。私はどっちかというと、発送豊かなのではなくパターンの収集と真似っ子をするのが好きで得意(まあ、自分の中では、です)なので、スズキさんの様々な試みを模倣してみようと思います。

 ああ、あと、タイトルのインパクトが大きいけれどもこのタイトルはエッセイの1つからとったもので、むしろこのバスの話の方が残りのエッセイと比べると異端なので、タイトル嫌いすることがあるのだとしたら、別のものも読んだ方がいいと思います。

 

 しかし、考え方次第で、なんでもない日々を少しぐらいは楽しいものにすることができるという思いは確信に近い。(p.19)