8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

村上春樹

村上春樹『女のいない男たち』感想

村上春樹の『女のいない男たち』を読みました。 気に入ったのは「独立器官」と「木野」だった。つくづく私は小説をちゃんと読めていないのだなあと思うのは、こうして振り返ったときに何も思い出せないことである。「木野」については、彼が営むBARに行って…

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読みました。 読みやすかったと思う、それほど村上春樹の長編は読んでないけれど(スプートニクの恋人とねじまき鳥クロニクル)一番読みやすい作品では、とさえ思う。じゃあ物足りないかというとそう…

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』感想

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』を読みました。 身も蓋もない感想をひとついいか。なげえ。長い、長いぞこの『ねじまき鳥クロニクル』ってやつは。でも、終始「本を読んでいる」という感じ。そういう意味で、体験的だと感じました。ディテールが面白いので…

村上春樹『村上T 僕の愛したTシャツたち』感想

村上春樹『村上T 僕の愛したTシャツたち』を読みました。 スクエアな本の作りが好きです。 村上春樹の小説はあまり読んだことがないのだけれど(短編1冊だけ読んだかもしれない)エッセイは比較的読む。内省的なところと、そこに対する自己ツッコミの加減が…

人にウィスキーを買わせる本/村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』

村上春樹さんの『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』を読みました。 この本をそもそも読んだきっかけというものがあって、その元を辿れば「酒に対する興味関心が芽生えてきた」ってのがあるのだけれど、この本はその興味関心に決定打を打ってきたよ…

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』感想

村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』を読みました。 走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫) 作者:村上 春樹 発売日: 2010/06/10 メディア: ペーパーバック 村上春樹の小説はあまり読まないのに、村上春樹のエッセイは好…

村上春樹『カンガルー日和』感想

村上春樹さんの『カンガルー日和』を読みました。 カンガルー日和 (講談社文庫) 作者:村上 春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1986/10/15 メディア: 文庫 長いので割愛しますが「100パーセントの女の子」の話をもう一度読みたくて買ったような気がします…