村上春樹の『女のいない男たち』を読みました。
気に入ったのは「独立器官」と「木野」だった。つくづく私は小説をちゃんと読めていないのだなあと思うのは、こうして振り返ったときに何も思い出せないことである。「木野」については、彼が営むBARに行ってみたいな、とだけ(あれ、BARが出てくるよな?)余韻だけが残っている。空間と、「独立器官」の男の性質、そして秘書の律儀な感じが気に入った。ちなみに映画にもなった「ドライブ・マイ・カー」も収録されており、読みながら「一体これをどう映像化するのだ?」と映画も気になったので、そのうち見ることが叶えば見たいと思う。