8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

高浜虚子『俳句の作りよう』感想

高浜虚子の『俳句の作りよう』を読みました。 俳句についての本です。読みやすい文体で、俳句をやろうと思っている人は必読の書では? と思う内容。何が入門であるかはその領域である程度経験がないとわからないものだとは思いますので、あと10年くらい俳句…

新装版『亡命ロシア料理』感想

ピョートル・ワイリ、アレクサンドル・ゲニスの『新装版 亡命ロシア料理』を読みました。 完全にタイトルとジャケット買いです。2020年くらいに買っていたのですが積読状態でした(何故買った時期がわかるのかって、私は本を買ったときはレシートをページの…

佐岸左岸『オールドファッションカップケーキ』感想

佐岸左岸『オールドファッションカップケーキ』を読みました。 線が綺麗だなと思ったので読んでみました。恋愛漫画は普段は読まないのだけれど、たまには読んでみるかと「月一漫画プロジェクト(月に1冊漫画を読んでみる)」の一環。 いわゆるBL作品をどう…

アガサ・クリスティー『鳩のなかの猫』感想

アガサ・クリスティーの『鳩のなかの猫』を読みました。 ※ネタバレあるかも 英国でも有数のメドウバンク校にも事件の影は忍び寄っていた。新任の体育教師が何者かに射殺されたのだ。犯人は学内に潜んでいるに違いない・・・・・・そう鳩を狙う猫のように! …

白岩玄、山崎ナオコーラ『ミルクとコロナ』感想

白岩玄、山崎ナオコーラ『ミルクとコロナ』を読みました。 図書館の本棚に並べられた背表紙を眺めていたら気になったので読んでみた。 作家同期の白岩さんと山崎さんの往復エッセイ。こういう往復形式の書簡なり小説なりエッセイなりは、お互いがお互いに影…

ばったん『姉の友人』感想

ばったん『姉の友人』を読みました。 ※ネタバレ?あるかもしれないから注意してください いつぞやから気になっていて、気になったことを忘れること何回目、ようやく買って読んだ。端的に言って、描かれてる人間の線が好きだ。 決定的な瞬間が決定的に描かれ…

山崎ナオコーラ『かわいい夫』感想

山崎ナオコーラ『かわいい夫』を読みました、嘘、読んでいる途中です。(その後読み終わりました。) 私は普段このブログの記事を書くとき、構成をまったく考えていない。だから今この文章を書き始めているけれど、書く内容は無計画出発だ。今、私は『かわい…