高浜虚子の『俳句の作りよう』を読みました。
俳句についての本です。読みやすい文体で、俳句をやろうと思っている人は必読の書では? と思う内容。何が入門であるかはその領域である程度経験がないとわからないものだとは思いますので、あと10年くらい俳句を続けることができたら改めて再評価します。
そう、俳句。表現の手法を広げようと思っていて、詩も短歌も小説も写真も絵も粘土も(粘土はリハビリの要素が大きい)やってみたいからどれもやるつもりだけど(あとは音楽!)短歌より俳句の方が性に合っている気がする。そもそも短歌と俳句は性質が異なるので比較しにくいけど、それでも言うのであれば短歌って長く感じる。長くないですか。
俳句のどんなところが気に入っているかというと、とにかく、観察観察観察観察広がり観察観察広がり、というところです。やっぱり何で表現しようにも、対象に対する丁寧で静かな観察が必要なのだろうと思います。あとは「語りすぎない」というところも好きです。私たちは日常で喋りすぎなのですよ(これは愚痴ですが)。それは同時に喋らなすぎということでもありますが、俳句は大事なことを大切に詠むという感じがして好きです。落ち着く。
ということで、高浜虚子先生の教えを咀嚼しながら俳句を作れたらいいですね、私。