8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

村上春樹『村上T 僕の愛したTシャツたち』感想

村上春樹『村上T 僕の愛したTシャツたち』を読みました。 スクエアな本の作りが好きです。 村上春樹の小説はあまり読んだことがないのだけれど(短編1冊だけ読んだかもしれない)エッセイは比較的読む。内省的なところと、そこに対する自己ツッコミの加減が…

森達也『虐殺のスイッチ 一人すら殺せない人が、なぜ多くの人を殺せるのか?』感想

森達也『虐殺のスイッチ 一人すら殺せない人が、なぜ多くの人を殺せるのか?』を読みました。 ずっと前に『A3』を読んだ記憶がある。あとはドキュメンタリー映画『FAKE』も観た。 本書の感想とは全く違う話だが、行きつけの美容室で髪を切ってもらっていた時…

ラース・スヴェンセン『働くことの哲学』感想

ラース・スヴェンセン『働くことの哲学』を読みました。 この本が教えてくれたこととして、心に刻もうと思ったことが1つある。それは、「仕事とは何か」という問いに対する答えは有史以降常に変化を遂げてきたし、これからも変容していくだろうということだ…

千葉雅也『現代思想入門』

千葉雅也『現代思想入門』を読みました。 前々から思っていたことがある。いわゆる「学術書」と呼ばれる本はどうしてこう難しいのだろうかと。読んでて全然わくわくしない。でも「わくわくしない」だなんて、結局私がその本に書かれていることをこれっぽっち…

坂口恭平『cook』感想(再読)

坂口恭平『cook』を読みました。 dorian91.hateblo.jp 再読です。料理を作っている合間に読みました。楽しかったです。 cookという料理本はまず装丁が可愛い。所有欲が満たされる装丁です。レシピも載っているけれど、レシピ本というより料理の実践本です。…