8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

國分功一郎『哲学の先生と人生の話をしよう』感想

國分功一郎先生の『哲学の先生と人生の話をしよう』を読みました。 哲学の先生と人生の話をしよう (朝日文庫) 作者:國分功一郎 発売日: 2020/04/07 メディア: 文庫 これは私がよく読んでいるブログの方が紹介されていたのですが、そういう本の出会いもありま…

恩田陸『まひるの月を追いかけて』感想

恩田陸さんの『まひるの月を追いかけて』を読みました。 まひるの月を追いかけて (文春文庫) 作者:恩田 陸 発売日: 2007/05/10 メディア: 文庫 『夜のピクニック』『黒と茶の幻想』『三月は深き紅の淵を』のような旅もの。奈良ときましたか。この小説を読ん…

小野不由美『華胥の幽夢』感想

小野不由美先生の『華胥の幽夢』を読みました。 華胥の幽夢 (かしょのゆめ) 十二国記 7 (新潮文庫) 作者:小野 不由美 発売日: 2013/12/24 メディア: 文庫 読み直しです。やっぱりいいもんだ…。短編集なのにどれも読みごたえ抜群であり、本編の世界への入り口…

夏目漱石『こころ』感想

夏目漱石の『こころ』を読みました。 こころ (新潮文庫) 作者:漱石, 夏目 メディア: 文庫 私は本をほどほどに読む人間だけれど、いわゆる近代文学はほとんど読んでこなかった人間です。このことは微妙にコンプレックスであり、ではそこに何があるのだろう?…

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』感想

村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』を読みました。 走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫) 作者:村上 春樹 発売日: 2010/06/10 メディア: ペーパーバック 村上春樹の小説はあまり読まないのに、村上春樹のエッセイは好…

多崎礼『〈本の姫〉は謳う 2』感想

多崎礼さんの『〈本の姫〉は謳う 2』を読みました。 〈本の姫〉は謳う2 (C★NOVELSファンタジア) 作者:多崎礼 発売日: 2012/12/19 メディア: Kindle版 は~~~~~~~。マジで面白(感想が雑)。 超読書家なわけではないけれど、本を読んでいるとその手の…

江國香織『思いわずらうことなく愉しく生きよ』感想

江國香織さんの『思いわずらうことなく愉しく生きよ』を読みました。 思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫) 作者:江國 香織 発売日: 2007/06/01 メディア: 文庫 あっという間に読んでしまいました。タイトル「思いわずらうことなく愉しく生きよ」…

多崎礼『〈本の姫〉は謳う 1』感想

多崎礼さんの『〈本の姫〉は謳う 1』を読みました。 〈本の姫〉は謳う1 (C★NOVELSファンタジア) 作者:多崎礼 発売日: 2012/12/19 メディア: Kindle版 いや~~~~~面白かった!!!多崎さんの話はこれで3冊目ですが、一番楽しんで読めたのではないか。し…

マーセル・セロー『極北』感想

マーセル・セローさんの『極北』を読みました。 極北 (中公文庫) 作者:マーセル・セロー 発売日: 2020/01/21 メディア: 文庫 Twitterのタイムラインで見つけてからずっと読みたかった作品でした。ようやく読むことができました。いや~良かった。昨今の世界…

多崎礼『煌夜祭』感想

多崎礼さんの『煌夜祭』を読みました。 煌夜祭 (中公文庫) 作者:多崎 礼 発売日: 2013/05/23 メディア: 文庫 面白かったなぁ。独特の世界観。夜通し語り部が語り続ける「煌夜祭」で語られるある世界に起こった出来事の数々。トーテンコフとナイティンゲイル…

多崎礼『叡智の図書館と十の謎』感想

多崎礼さんの『叡智の図書館と十の謎』を読みました。 叡智の図書館と十の謎 (中公文庫) 作者:多崎 礼 発売日: 2019/02/22 メディア: 文庫 んーーーー。不思議です。この方の本は初めて読むのですが、不思議です。世界がきちっと存在しているけれどそれが語…