坂口恭平『cook』を読みました。
再読です。料理を作っている合間に読みました。楽しかったです。
cookという料理本はまず装丁が可愛い。所有欲が満たされる装丁です。レシピも載っているけれど、レシピ本というより料理の実践本です。こういうの好き。写真付きです。
作中に書かれているけれど、
- 翌日のメニューを考える
- 実践する
- 写真を撮る
- ノートに貼る(1に戻る)
この流れがいいなと思って、新しいレシピに挑戦する際は写真を撮って印刷してノートに貼ってみることにしました。続くかな。フィールドワークのノートならぬ、料理のワークノートを作るということ。手を動かすことの大切さ。私はレシピの存在意義がいまいちわからず(料理は調味料の量や手順をきちんと守ることが完成の一歩だというのは認識しているけど、決められたルートに乗るのが嫌すぎるのだ)だからレシピ本を作るというよりは実践ノートをつけるという感覚だと捗りそうな予感です。
精神的に落ち込むことが多いと感じる人にも読んでほしい本で、手を動かすというアイデアは私もかなり参考にしています。悲しいと考えているより料理を作った方がずっといい。同じようなことを昔考えていたことを思い出しました。