今まで、淡々と同じフォーマットで投稿するよう心掛けてきた。それこそ「書庫」なので、本の感想以外の余計なことは書かないように、と思って投稿を続けてきたのだ。唯一の例外はこの記事で、どうしてこの投稿をする気分になったのかいまだによくわからない。
これからも「本の感想以外は投稿しない」というスタンスは変えないつもりだ。書庫なので。じゃあ、この文章はというと、例外になるのだろうな。5年もブログを続けてきたのでいつもとは違うこともやりたくなったのだ。私と本にまつわることを少しだけ書いてみる。
Q1. 本に関するもっとも古い記憶
正直よく覚えていないが、絵本の『ヘレンケラー』を小学二年生の時に読んだ記憶がある。
Q2. 本を読み始めたきっかけ
家族の中で本を読む人間はいなかった。祖父母の家にも本はなかった。そんな私がいつ本を読むようになったのかというと、小学3年生の頃だ。今思えばユニークな学級で担任が様々な工夫を凝らしていたのだが、その中のひとつに読書ノートがあって(手製の白厚紙)誰よりも本を読みたくてとにかく本を読んだ。本を読めばノートが分厚くなるから。
あとは、図書室がある種の「聖域」だったこともある。いじめられていたわけではなかったのだが、たくさんの子と一緒の空間にいるのがひどく疲れることがあったので、息抜きに図書室によく足を運んだ。図書室に一人でいても奇異な目で見られないからとても安心した。誰とも話したくなくても、話しかけられなくても本を読んでいれば存在を許されるような気がしたから教室でも本を読んでいた。
Q3. 好きな作家
Q4. 読むジャンル
日本文学、海外文学、社会学系等。割と雑多。貸出期間をオーバーすることもあり読み切れないことも多い。
Q5. 読むスピード
ネットで調べたら「975文字/分」だった。体感、3日に1冊読むかどうかのペースだけれど、ここ数年は低調である。
Q6. 読書スタイル
買う?借りる?
圧倒的に借りてる(2週間に1回は図書館に行って本を返して本を借りている)。そもそも買う本は一度読んだことがある本 or 絶対的信頼を置いている作家の本しか買わないと決めている(金がなくなるから)。加えて、時々冒険で全く知らない作家の本で気になったものを買う、ってのもやっている。
紙?電子?
圧倒的紙(漫画は電子書籍にするようになった)。ページ数で残りがどれくらいか感覚でわかるのって大切だと思うのです。あとは単行本ならではの装丁を楽しんだり、本という物体を楽しむことができるのも紙の良さ。
文庫?単行本?
圧倒的単行本。買うなら単行本。せっかく買うのに文庫本で買うの意味わからんって思っている。
読む場所
圧倒的電車の車内。
読む時間
移動中が多い。あとはパスタ茹でてるとき。電子レンジで温めるのを待つとき。テレビCMの間。
持ち歩く本の数
2冊と決めている。なので必然的に小さい鞄は使えない。
Q7. 死ぬまでに読みたい本
- 高田大介の新刊
- 小野不由美の十二国記シリーズの最新刊
- アガサ・クリスティーをできるだけ読む
- 河出書房新社の日本文学全集をコンプリート
Q8. 本を読んでよかったと思うこと
- 語彙が増える
- 知識が多少は増える
- 毎日楽しい
- 考えを相対化できる
Q9. どうしてブログ始めたの?
そもそも雑記ブログをやっていたけれど、本のことを書くと全体に対して本の占める割合が多くなるのがなんか嫌で分離した。あと読む本ってのはその人の人間性なものがどうしても透けて見えるので、ブログとしてあまりに情報量が多いだろうというリスクも少し考えた。とはいえ読む本が私のすべてではないのだが。
Q10. ブログ名の由来は?
8月4日に開設したから。「本棚」か「書庫」で迷って書庫にした。できればドラえもんの四次元ポケットみたいに異空間に私専用の図書室を作って持ち運びたいし、困ったことがあればそこに逃げ込むようにできればいいけど、あいにく今の技術ではできないので「書庫」という言葉に願望も込めている。
Q11. ブログをする上で気を付けていること
- 頑張らない
- 書きたくなければ書かない
- 雑でいい
- 人を傷つけそうな表現がないかは考える
- あらすじは書かなくていい
- 誰の為にも書かない(誰にも薦めない)
- なのでわかりやすく書こうとも思わない
Q12. 今後の展望
- 読むペースが低調なのでもう少し本を読めるようになりたい
- 色々な本をちゃんと読み通す
- 血肉にする
- 電車以外の場所でも読めるようになる
ということで、よほどのことがない限り終わらなそうなブログである。このブログが終わるとき、それは、本が読めなくなったときぐらいではないかしら。
読書というのはひとつの趣味として捉えるのが無理なほど壮大な行為で、好きな本とか好きな作家が被ることって実はあんまりないのかもしれない。そもそも日常生活で本を読む人に出会わない(学校や職業など属しているコミュニティにもよるのかもしれない)。その中で読書ブログにできることがあるとすれば、誠実に(何に誠実だ?)自分の趣味嗜好に即して淡々と投稿することではないか。読む本はその人の個性。完璧にそれらが合わせることはないにせよ、人生のほんの一瞬だけすれ違うということはできるかもしれない。