8月2日の書庫

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2021-06-06から1日間の記事一覧

窪美澄『じっと手を見る』感想

窪美澄『じっと手を見る』を読みました。 それぞれの登場人物による一人称視点の独特の語り(一人称視点はどうしても登場人物の内面により近い語りになる)とむせかえる生の気配と、富士の麓に広がる樹海と介護施設から漂う死の気配に酔いそうになった。読ん…