8月2日の書庫

本の感想を書くブログです。

2024-04-16から1日間の記事一覧

江國香織『ひとりでカラカサさしてゆく』感想

江國香織『ひとりでカラカサさしてゆく』を読みました。 『去年の雪』を思い出す、多人数視点で紡がれる物語。三人の老いた男女が死に向かうまでの数時間と、彼と彼と彼女が死んだ後の世界の話。恩田陸の『灰の劇場』を読んでいるとなお味わい深いと思います…