吉田篤弘さんの『金曜日の本』を読みました。
吉田さんのエッセイ2冊目!
吉田さん自ら装丁も手掛けていると思うのですが、それも素晴らしいです。このエッセイは短い話が集まってできているのですが、普通に読んでいるとそれぞれの話の区切りを意識させない作り。
「小説とあとがき以外の見出しは本文中にはありません。見出しの代わりに*をひとつ目印として入れました。」
ということで、読んでいると今自分が読んでいるのがどの見出しか意識しづらい作りです。あとで目次を読んで答え合わせみたいなものをしたのですが、うーん、面白い。この構成にはどういう意図があるのだろうと考えてしまいました。
私はたまたまこの本を金曜日に読み終わったのですが、金曜日にこの本を鞄に忍ばせていて良かったな、と読み終わった後に思いました。そういう本です。