8月2日の書庫

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恩田陸『メガロマニア』感想

 恩田陸『メガロマニア』を読みました(2023年5月)。

メガロマニア (角川文庫)

 中南米紀行エッセイである。写真が所々挟みこまれているのがいい。紀行文だけでなく、写真が時々挟まれるエッセイが(そして小説も)とても好きである。にこりとしてしまう。小見出しが短く区切られているので読みやすかった。小説家と想像力は必ずしも繋がらないと思うのだが(何故そう思うのかわからない)恩田さんはとにかく想像力がすごくて、情景ひとつひとつにイメージが弾けていく。楽しい読書体験だった。