8月2日の書庫

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江國香織『すいかの匂い』感想

 江國香織『すいかの匂い』を読みました。

すいかの匂い (新潮文庫)

 

 自分にはそういうものがあると認めたくないけれど、実際はあるでしょ? ということを突き付けられているような小説。江國香織作品の中ではつめたく、ちょっと不気味な感じがした。読んでいる最中、ずっとドキドキしていた。目を背けているだけで、自分にもそういうものがあるのだろうか。